■台中は東南アジア人でいっぱい

今私は旧正月を過ごすため台中にいる。

先日、ジュエンの家族と一緒に台中の町に買い物に行った。

実は台中には工場がたくさんあり、ものすごい数の東南アジア人が出稼ぎに来ている。

無論、休日になると町の至るところで彼らを目にすることになる。
 
フィリピン、ベトナム、インドネシア etc。

東南アジア人の給料が上がっているとはいえ、やはり依然として台湾の給料の方が高い。

みんな台湾でガッツリ稼いで数年後に祖国に帰っているようだ。
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上の写真の人たちは全部東南アジア人。

彼らは工場の寮で暮らし、基本的に中国語はできないので、自分たちだけの特殊なコミュニティを形成している。
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下り方向のバス乗り場で待っていたが、急いで道路を突っ切り、登り方向のバス乗り場まで走ってやってくる。

そんなに急いでどこに行くの?
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台中駅前や豊原近辺には、小さな東南アジア人街が形成されている場所もある。
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美味しいベトナム料理やタイ料理の店を簡単に見つけることができる。



■給与の比較

【アジア各国の月額賃金水準推移(2006年⇒2015年):一般工の賃金】

(米ドル)

中国

タイ

マレーシア

インドネシア

フィリピン

ベトナム

インド

台湾

韓国

日本

上海

深セン

バンコク

クアラ ルンプール

ジャカルタ

マニラ

ハノイ

ホーチミン

ニューデリー

台北

ソウル

横浜

一般工賃金

2006

317

316

164

221

178

283

143

169

246

1,042

1,632

3,090

2015

477

435

348

317

257

317

181

193

245

1,010

1,895

2,588

過去10年間の 上昇率(%)

50.5

37.7

112.2

43.4

44.4

12.0

26.6

14.2

-0.4

-3.1

16.1

-16.2


参考元


上はアジア各国の2006年と2015年の工場労働者の給料の変化の表だ。

過去10年間の上昇率が半端ない東南アジアの国々。

タイなんて112.2%の上昇率で、もう何が起きたんだか分かんないレベル(赤字)。

それに引き換え、台湾と日本はマイナス成長で、経済の停滞加減がよく分かる(青字)。


2015年の一般工賃金の欄を見ると、台湾と東南アジア各国ではまだまだ3倍くらいの開きがあるので、今後もしばらくは東南アジアからの工場労働者は減らないだろう。

しかし、仮にその差が1.3倍くらいまで縮まったら、わざわざ家族と離れて台湾に出稼ぎに来る理由がなくなってしまう。

そんな時代はまだまだ来ないと思うが、いつかそうなった時には、台湾から東南アジア人が消える。

そうなると台湾の資本家たちは、ミャンマーやインドなど、新たな土地から安い労働者を集め、それに伴って、台中にはミャンマー人やインド人の店が新たに形成されるだろう。

私個人としてはインドカレーも好きなので、そこにちょっと期待する部分もあるが、やはりフォーやトムヤムクンも捨て難い。

そんなことを考えながら、道ゆく台中の東南アジア人たちを眺めていた。